万年筆のインクと紙の相性を知る

Souverain M400のBとFの2本を使っていますが、2015年はブラックインクを使ってきましたが、2016年は由緒正しいPelikanのロイヤルブルーとブルーブラックの2つを使ってみようと思います。



インクの種類



ところで、万年筆のインクと言ってもインクには種類があります。大雑把に言えば染料インクと顔料インクに大別されます。現在の主流は染料インクです。色の種類が豊富なのがその特徴の一つでもあります。しかし、耐水性が低いことや長期保存には向かないなどのデメリットもあります。

一方、顔料インクは染料インクとは対照的に耐水性が高いことや長期保存に向いているなどの利点がありますが、インクが詰まりやすいなどのデメリットもあります。


インク詰まりやペン先の腐蝕を避けるために万年筆に使うインクについては、僕は万年筆と同じメーカーのインクを使うようにしています。


Pelikanのインク


Pelikanのインクには耐光性(保存性)のランクとして3つのインクの種類があります。
Pelikanインクの中で最も耐光性に優れているのが「Scribtol」ですが、これは詰まりやすく万年筆に吸入するべきではなく付けペンで書く際に使われるインクで証明書や公式文書などに使われている様です。

次に耐光性が優れているのが「Fount India」と呼ばれるものですが、これも耐光性はありますが、インク詰まりを起こしやすく、万年筆で使用する際は完全な洗浄が必要とされています。

最も一般的なPelikanの万年筆用インクとして「4001-Blue Black」があります。耐光性は「Fount India」より劣りますが4001インクの中で最も耐光性のあるインクが「4001-Blue Black」です。「4001-Blue Black」を使う時は小まめに洗浄することが大切です。

4001シリーズ以外のインクではEdelstein (エーデルシュタイン)インクがあります。このインクは宝石の色を集めたインクで限定色を含めて12色あります。




Edelsteinなんかも使ってみたいと思いますが、2016年は定番中の定番であるロイヤルブルーを使ってみようと思います。そもそも日本ではブラック系を最初のインクで使うことが多いですが、ヨーロッパではブルー系が最初のインクとして使われています。これまで僕も万年筆を購入すると大抵は付属で付いてくるボトルインクの色がブルーブラックやブラックでブルー系のインクを積極的に使った経験はありません。



紙とインクの相性

万年筆を使って書いていると裏移りしたりすることや紙に引っかかってしまうことなどがあります。やはり紙とインクの相性があります。

 坪量を知る

紙の厚さと書き易さ、保存は関係しています。
 用紙の基本的仕様の中に「坪量」と言う指標があります。この坪量とは、1平方メート
 ルあたりの紙の重さを表しているもので用紙の重さが増すほど紙の厚さも増える事に
 なります。この指標は一般のノートやコピー用紙、名刺などあらゆる紙の種類によっ
 て決められています。

 つまり、この坪量を知ることにより万年筆で書く際の紙の厚みを知ることが出来る訳
 です。因みに以下の様に決められています(以下、富士ゼロックス社より引用)。
 
  コピー用紙   64
  チラシ     81.4
  パンフレット 127.9
  会社案内   157
  名刺     209.3
  はがき    209.3

 坪量の単位:g/㎡

 一般的な国産のノートだとJIS規格により70〜85くらいに決められています。
 海外のノートだと80〜90くらいです。
 因みにモレスキンは種類もおおいですが70〜200と幅が広いです。
 万年筆で書くならば85以上の厚さのものが裏移りもしにくく書きやすいのではない
 かと思います。


 では今日はこのへんで。

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